住宅ローンの支払いは「借り換え」でここまで減らせる メリット・判断基準を元銀行員FPが解説

毎月の出費の中で大きな割合を占めるのは、住宅ローンの支払いではないでしょうか。 固定費だと割り切ってしまい、支払額を減らすことを諦めてはいませんか。 現在の日本は超低金利時代に突入しています。 住宅ローンの借り換えによって、毎月の支払額を減らせる可能性は十分にあるのです。 目次 住宅ローンの借り換えとは 支払額はどのくらい減るのか 借り換え事例 借り換えの際の注意点 借り換えしたほうがよい場合 返済額減額以外のメリットもある 1. 団体信用生命保険の見直し 2. 財産管理の利便性 住宅ローンの借り換え「よくある質問」 Q.「諸経費をなるべく押さえたいのですが」 Q.「どのくらい時間が掛かるの?」 Q.「借り換えの相談だけでもしてみたい」 金利1%を下回る住宅ローンもある 住宅ローンの借り換えとは 住宅ローンの借り換えとは、新たな住宅ローンを借りて返済中の住宅ローンを一括返済してしまう方法です。 現在借りている住宅ローンの金利よりも低金利のローンに借り換えることにより、金利差の分だけ総支払額を減らせるのです。 支払額はどのくらい減るのか  借り換えを検討するうえで最も気になる点は「支払額をどのくらい減らせるか」ということでしょう。 諸注意も含めて説明します。 あるケースを例にして見ていきましょう。 借り換え事例 【借り換え前】融資残高:2,500万円 借入金利:1.8% …

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住宅ローン返済での「延滞」増加 保証人を追加する是非を考える

金融庁の発表によると、住宅ローンの延滞件数は全国で39万件です。 近年では4.5万件のペースで増加しています(新型コロナウイルスによる延滞は考慮せず)。 延滞が増加している要因としては、都市部を中心に物件価格が上昇し、オーバーローン状態になっている家庭が増加しているためと考えられます。 物件を売却したとしても、物件価格の2極化が進んでいるため、最終的には住宅ローンだけが残ってしまう事態も考えられます。 今回は、金融機関に相談に行くと必ず提案されるであろう、保証人を追加する方法の是非を考えます。 目次 保証人を追加できれば、返済は楽になるが 親族がどこまで援助してくれるのか 延滞して初めてわかる、住宅ローンの恐ろしさ 保証人を追加できれば、返済は楽になるが まず保証人を追加する意味ですが、例えばご主人だけが債務者であった場合に、奥さまも金融機関と保証委託契約を結び連帯保証人となることを言います。 ただし、連帯保証人となるには、奥さまにも継続的な収入があることなどが条件となります。 しかし家庭内においては、奥さまの収入もご主人の住宅ローン返済の足しにしていることが多く、このような局面においてはあまり有効とは言えません。 そこで、金融機関などから提案されるのが、ご夫婦のご両親や兄弟姉妹などが金融機関と保証委託契約を結び、連帯保証人となる方法です。 ご両親には年金収入、兄弟姉妹には給与収入などがあるのが一般的ですから、ご主人と連帯保証人になれば、返済余力が増すのは確実です。 親族がどこまで援助してくれるのか このような局面において、1番力になってくれるのはご両親であることが多いようです。 特に、住宅取得資金贈与などで資金援助してくれたご両親であれば、子供夫婦が住宅ローン返済で苦しんでいる姿は苦痛でしかありません。 このような形でご両親が援助してくれている間に、延滞を解消し家計の無駄を省くことができれば、正常復帰も可能となり、ご両親の援助も減らせるかもしれません。 ただし、上記のような形で親族が連帯保証人となって延滞を解消するという方法が、最近はうまくいかないことも多いようです。 原因は、ご両親に余裕がなくなっていることや、親子関係が希薄になり、そのような頼み事がそもそもできないためです。 延滞して初めてわかる、住宅ローンの恐ろしさ 住宅ローン申込時に、将来の延滞を考える人はほとんどいないでしょう。 しかし、毎月の返済額を試算した時に少し多いかなと感じた人は、オーバーローンのサインかもしれません。 上記の方法は、延滞を解消する一助になるかもしれませんが、その後も住宅ローン返済に追われて生活しなければなりません。 住宅ローン返済に振り回されないためにも、申込前の見極めが何より大切です。

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コロナ禍でわかった住宅ローンの「適正返済比率」 25%以上の人は要注意

新型コロナウイルス感染症の影響で、上場していても倒産する企業が出てきました。 大きな企業は倒産しても買い手が現れて再生していくことになりますが、個人はそう簡単に破産できません。 仕事が開店休業状態の人 事実上休業扱いの人 人員整理の対象になった人 残業ができず収入が減った人 休業となり手取りが減った人 など、さまざまいらっしゃると思います。 人が生きていくうえで最も大きな支出となるのが住居費です。 「年収の3割に抑えましょう」と言われている一方で、住宅ローンの審査では年収に対して30%、35%、40%など返済比率という言い方で住宅ローンの支払い余力を査定します。 目次 返済比率とは 返済比率30%で生活できるのか 返済比率の適正値は25%なのか 返済比率とは 返済比率を30%として簡単に説明します。 年収400万円 返済比率30%  年間返済額120万円(400万円 × 30%)  毎月返済額10万円(年間返済額 ÷ 12か月) このように計算されますので、住宅ローンの返済額が毎月10万円、ボーナス併用払いの時は年間120万円以内に収まる金額であれば、希望額の住宅ローンが借りられます。 返済比率30%で生活できるのか ただ、年収400万円の人は月収33.3万円と仮定した場合、 健康保険料・介護保険料1万9,822円 厚生年金保険料3万1,110円 所得税額1万1,120円(扶養者なしの場合) 住民税1万7,000円(筆者試算) …

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高額の長期間ローンは「固定金利のベタ払いが正解」の理由 金融機関勤務8年の筆者が解説

筆者は、約8年間、金融機関で働いていました。 その間に学んだことは、 住宅ローンや500万円を超えるマイカーローンなど金額の大きなローンは、原則「固定金利のベタ払い」が正解 いうことです。 消費者金融や闇金に手を出す人の多くの原因は、ローンの契約内容 そこで今回は、 ・「固定金利のベタ払いとは何か」 ・ 避けたほうがよいローンの契約内容 について説明します。 目次 「固定金利のベタ払い」とは 景気のサイクルと金利 不景気は突然やってくる 不景気が引き起こすこと 好景気においては金利が高くなる 「ベタ払いが正解」の理由 給料が上がっていく保証はない 景気の実感には時差がある 実情を知る業界人の契約方法 金融機関が変動金利・ボーナス払い併用商品をすすめる背景 借入金額や稼ぎによって考える 「繰り上げ返済」で利息を減らすのが賢明 「繰り上げ返済」とは 「繰り上げ返済」する際の注意点 契約時に注意すべきこと 正しい選択で家計崩壊を防ぐ 「固定金利のベタ払い」とは 「固定金利」 → 金利が固定されて変わらない …

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住宅購入・リフォーム・借り換えに利用可「親子リレーローン」の4つのメリット・デメリット

「いつかは自身の親といっしょに同居する予定」 「将来自身の子供の家族と二世帯住宅に住みたい」 などと考えている場合に選択肢の1つとして知っておきたいのが「親子リレーローン」です。 単独でローンを組むよりも多くの選択をできることから、近頃親子リレーローンのニーズが高まってきています。 しかし、その反面、相続トラブル等のリスクもいくつかあります。 そこで、今回は親子リレーローンにおける知っておきたいメリット・デメリットについてまとめてみました。 将来賢い選択をできるよう、いまからしっかりチェックしておきましょう。 目次 親子リレーローンとは 親子リレーローンのメリット 【メリット1】単独でローンを組むよりも借り入れ可能額が増える 【メリット2】高齢であってもローンが組みやい 【メリット3】返済期間を長く設定できる 【メリット4】親と子供の両方で住宅ローン控除が受けられる 親子リレーローンのデメリット 【デメリット1】親が亡くなった場合にも債務が残る 【デメリット2】新たにローンを組むことが難しい場合もある 【デメリット3】相続トラブルとなってしまうケースもある 【デメリット4】契約内容変更で贈与税がかかってしまう可能性もある 今後も需要の高まりが予想される親子リレーローン 親子リレーローンとは 親子リレーローンとは、その名の通り返済を親から子供へとリレーのようにバトンタッチして引き継いでいく返済方法のことです。 親子リレーローンのほかに、リレー返済などと呼ばれることもあります。 中高年の親と成人している子供がペアになって融資を受ける仕組みで、最初の返済は親が後に子供が返済を引き継いでいくのが一般的な流れです。 親子リレーローンの対象は新築購入のみと認識している人も多いようですが、リフォームや住み替え、借り換えなど幅広く利用できる点も特徴の1つです。 また、親子リレーローンは「親子ペアローン」と混同される傾向にあります。 親子リレーローンが「親から子に返済を引き継いでいく」のに対し、親子ペアローンは「親と子が同時に返済していく」もの です。 そのため、親子リレーローンであればローンを組む本数は1本ですが、親子ペアローンはそれぞれが融資を受けることからローンの本数は2本になります。 似通った名称ではありますが、内容は異なるものであるため注意しましょう。 …

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注文住宅の予算オーバーを回避する方法 「節約OK」「節約NG」を解説

注文住宅は建売住宅と比較すると、細かいところまでこだわって自由に選べる分、予算がオーバーしてしまいそうになることも多いようです。 そこで今回は、大きく削れるところから小さくコツコツと節約できるところまで、注文住宅で予算を節約する方法を紹介します。 目次 住み心地を変えず予算を節約する方法 坪数を減らす ウォークインクローゼットを作らない 土地の予算を抑える 注文住宅で節約しないほうがいいところ 断熱性や気密性 耐震性能 予算の節約方法を身につけ予算内で購入する 住み心地を変えず予算を節約する方法 坪数を減らす 1番大きく予算を削れるところは、建物の坪数を減らすことです。 ハウスメーカーにもよりますが、1坪削るだけで40~70万円予算を減らすことが可能です。 一般的には、4人家族で必要な家の広さは32~40坪程度と言われています。 参照:株式会社優和住宅 この範囲内の広さでしたら十分快適に過ごすことができますので、どこか削れる部分がないか検討してみましょう。 特に子供は大学生や社会人になると家を出て巣立っていきます。 30年以上住むことを考えると、子供部屋を使う期間は長くても10年程度と、とても短いですよね。 そのため、子供部屋など期間限定で使用する部屋は最低限の広さである、4.5畳程度におさえておくのもひとつの方法です。 ウォークインクローゼットを作らない 坪数を減らすには、ウォークインクローゼットを作らないのもコツです。 ウォークインクローゼットは人が立ち入る部分を作らないといけないため、畳数のわりに収納量は多くないといえるでしょう。 そのため、クローゼットは廊下や部屋に立って物を出し入れできる形にして、中は物をたくさん詰め込むことができるようにすると、坪数をおさえつつ収納量が十分な間取りが出来上がります。 土地の予算を抑える 建物以外に予算を削るところといえば、土地の予算です。 土地の予算を削るといっても、立地や利便性、広さなど住みやすさに直結する部分の条件を下げる方法ではありません。 その土地を、 ・ …

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